最近では、ホテルやレストラン、カフェなど、さまざまな場所でアフタヌーンティーを楽しめるようになりました。しかし、アフタヌーンティーの発祥とされるイギリスの正式なアフタヌーンティーについて、あまりよく知らない人も多いのでは?
本場英国式のアフタヌーンティーは、大体のメニューが決まっており、マナーもあります。そんな本場の英国式アフタヌーンティーを楽しめる場所はが、日本にもあるんです!
今回は、本格的な英国式アフタヌーンティーをいただけると評判の高いホテル椿山荘のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」のアフタヌーンティーをレポしていきます。
椿山荘「ル・ジャルダン」でいただくアフタヌーンティー
椿山荘のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」では、本格的な英国スタイルのアフタヌーンティーをいただけるラウンジ。
シーズナルでメニューが変わるアフタヌーンティーのほか、夕方以降はハイティー、夜はバーとしても利用できます。まるで庭園の中にいるかのような、グリーンに包まれた癒しの空間で、ヨーロピアンエレガントな雰囲気は、非日常的な気分にさせてくれます。
「ル・ジャルダン」の本格的な英国式アフタヌーンティー
「ル・ジャルダン」は、1990年代に東京のホテルで初めて本格的なアフタヌーンティーを提供したと言われています。3段のティースタンドには、上からスイーツ・スコーン・セイボリー(塩気のあるフード)が並べられ、崩すことのない伝統的なスタイルです。
今では様々なホテルやレストラン、カフェでアフタヌーンティーを楽しめますが、お店なりのアレンジがほどこされていることも多く、個性溢れるメニューがたくさん。それはそれでもちろん楽しくもありますが、「本当のアフタヌーンティーってどんな感じ?」と思うなら、ぜひ英国式アフタヌーンティーのお店へ。
「ル・ジャルダン」なら。格式のある本格的な英国式のアフタヌーンティーを楽しめます。本場イギリスで楽しまれているものと同じ雰囲気で、優雅なティータイムを過ごせますよ。
駅からのアクセスはちょっと歩く道のり
ホテル椿山荘の最寄駅は、地下鉄有楽町線「江戸川橋」駅。駅からは10分程度歩きますが、駅の出口を出たところから案内板もあるので、迷わず行けるかと。歩きやすい道ではありますが、ちょっとした坂があります。
JR線「目白」駅から都営バスを利用すれば、約10分程度なので、より楽にアクセスできます。JR「池袋」駅からは、ホテルのシャトルバスも運行しています。
落ち着いた高級感のある雰囲気
「ル・ジャルダン」はヨーロピアン調のインテリアで整えられており、高級感のある雰囲気。ソファーや席もゆったりしており、十分くつろげます。
ゆったりとした空間と窓から見えるお庭
席は一つひとつが余裕を持って配置されており、隣の方は全然気になりません。ラウンジ的な席配置ではありますが、席が離れているため、ほどよくプライベート感もあり、おしゃべりにも没頭できちゃいます。ゆったりと座れる椅子も心地よく、束の間の休息を満喫できました。
大きな窓からは、椿山荘自慢の庭園が眺められます。窓際の席であれば、美しい緑をもっと満喫できるでしょう。1時間に数回おこなわれている「東京大雲海」もゆっくり堪能できそう。
今回のお席は、ラウンジの中央あたりだったので、お庭は少し垣間見える程度。しかしながら、なんとなく雲海を眺めることもできました!やはり緑を見られるのは癒されます…どこでもあるわけではないので、「ル・ジャルダン」の素敵ポイントの一つです。
服装はカジュアルでOK
「ホテルアフタヌーンティーって何を着て行けばいいの?」と悩む人も多いのでは?椿山荘の「ル・ジャルダン」は、洋服の決まりは特にないので、好きな服を着て行けばOK!
カジュアルなワンピースやスカートなどを一応着ていきましたが、まわりの皆様もカジュアルな装いでした。気持ち小綺麗なものを着ていくくらいの感じでよさそうです。
平日でも結構混んでいる
平日のお昼間くらいに伺いましたが、お席はほぼ満席!やっぱり人気のアフタヌーンティーのようです。女性のお客さんが多かったですが、カップルやグループなど男性のお客さんも。年齢層も幅広く、誰でも気兼ねなく過ごせそうです。
椿山荘「ル・ジャルダン」のティースタンド
伝統的な雰囲気漂う3段のティースタンドには、上からスイーツ・スコーン・セイボリーの順にのせられています。小花柄の食器がかわいらしくて上品!なんともクラシカルな雰囲気を感じます…
季節の味を感じられるメニュー
「ル・ジャルダン」では、季節のフルーツや食材を使用したアフタヌーンティーメニューをシーズナルで提供しています。今回のスイーツは、季節のテーマとなっている「いちごとチョコ」を使ったデザート。見た目も上品でかわいらしい…いちごの甘酸っぱさとチョコのほろ苦甘い味がマッチした品の良いお味でした。
「”チョコ”というともっと甘いのかな」と思っていましたが、甘さは控えめでとても食べやすかったです。強い甘さが苦手な人や男性にもおすすめ。
スイーツは全般的につまめる洋菓子といった感じで、おしゃべりと紅茶のお供にちょうどよい印象でした。
あたたかいスコーンがおいしい
「ル・ジャルダン」のスコーンは、ここでの手作りということもあって、評判も高いそう。今回のスコーンメニューは、プレーンのほかに、いちごとコーヒーのスコーンがついていました。
スコーン3つは、しっかりボリュームで食べ応えあり。「あたたかいうちに…」と勧められたとおり、提供されたときはほんのりあたたかく、一段とおいしい!プレーンスコーン自体にもやわらかな甘みがあるので、クロテッドクリームだけでも十分おいしかったです。キャラメルクロテッドクリームとの相性もよく、たっぷりつけて食べるのがおすすめ。
コーヒースコーンは、ほろ苦さもあり、甘さ控えめ。いちごスコーンはドライいちごが入っていて、ほどよい酸味がたっぷりのクロテッドクリームと良く合います!自家製というだけあって、ほろっとした食感がとてもおいしかったです。
ほどよいボリューム感
今回のセイボリーは、チーズタルトやサンドイッチなど4品。スイーツの味を邪魔しない上品な味わいです。かわいらしいサイズながら、お肉やエビもあり、充実したメニュー。
ティースタンド全体でのボリュームもほどよく、ティータイムとしては十分。ランチまでにはならないかもしれませんが、スコーンのしっかりとしたボリュームもあり、満足感は十分にあるティーセットです。
充実したティーメニュー
「ル・ジャルダン」のティーメニューは、とにかく豊富な種類があり、もちろん一度では飲み切れないほど!シーズナルティーセレクションは、メニューに合わせた紅茶がラインナップされ、今回はベリーやローズの紅茶もありました。
クラシックティー・フレーバーティー・ハーブティーなど、本当にメニューが充実。せっかくなので、フレーバーティーを中心にいただきましたが、香り高く優雅な気持ちになれました。さまざまなタイプの味があるのでまったく飽きません!
シーズナルティーは、カップティーで、そのほかはティーポットで提供されます。ティーポットでは、2杯強くらい楽しめます。ラストオーダーまでの1時間半で、4種類の紅茶をいただきました。
椿山荘「ル・ジャルダン」のアフタヌーンティーの感想
本格的な英国アフタヌーンティーがいただけるとあって、伝統的な雰囲気を感じられるティーラウンジです。しかしながら、過度な緊張感もなく、ゆったりくつろげました。スタッフさんのサービスもほどよく、快適です。
スイーツやセイボリーは、強すぎず、上品なお味。甘さも強すぎず、甘いものが苦手な方でもさらっと食べられる感じです。すべてのバランスが良く、王道のアフタヌーンティーといった感じ。正式な作法としては、下から食べるのが基本ではありますが、スコーンはあたたかいうちに食べるのが絶対おすすめ!
ナチュラルながら高級感のある雰囲気は、ちょっとした贅沢な気分を味わえます。種類豊富なおいしい紅茶とともに、日々の疲れが癒されたような気持ちになりました。
雲海は、そこまでじっくり見られる席ではありませんでしたが、エンターテインメントとしてはちょうどいいかも!?気になる方は、窓際のお席をお願いしてみるのもいいかもしれません。
紅茶の種類がとにかく多く、どれをいただいても、香りがよく本当に癒されました!「本場英国では、2杯目はミルクティーを飲む」らしく、シーズナルティーの「ブリティッシュミルクティー」をいただきましたが、マイルドながらさらっとした口当たりがスイーツとよく合います。
静かで落ち着いた雰囲気なので、女子会はもちろん、デートとしても良い雰囲気。自然に癒されながら、ゆっくりと午後のひとときを楽しみたいときにおすすめです。アフタヌーンティーは、事前の予約制なので、予定が決まったらすぐに予約手配をしましょう!
ホテル椿山荘「ル・ジャルダン」の基本情報
所在地 | 東京都文京区関口2-10-8 ホテル椿山荘東京 ホテル棟3F |
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アクセス | 東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅1a出口より徒歩10分 |
料金 | 1人 5,950円~ |
概要 | 席数 110席 営業時間 10:00~L.O.21:00(~22:00) (フードメニュー L.O.20:30) ※アフタヌーンティーは前日までの予約制 |